実践!Webマーケティング。展開手法の基礎知識
前回までは、Webマーケティングとデジタルマーケティングの違いや、Webマーケティングの特徴、メリットなど、Webマーケティングの基礎知識をご紹介してきました。
今回からの第2章では、具体的にWebマーケティングを進めるための手法・施策について、詳しくお伝えしていきます。
1回目となるこの記事では、Webマーケティングの手法にはどのようなものがあるのか、その段階別に概要を解説します。
Webマーケティングフェーズ別の手法について
以前の記事でも説明しましたが、Webマーケティングの目的は、自社商品やサービスの売上向上です。
その目標達成のために、Webマーケティングでは、「集客」⇒「接客」⇒「再来訪・リピーター育成」を円滑に循環させ、効果測定で改善を図り、PDCAを効果的に回していくことが重要となります。
このときの「集客」や「再来訪」などの各フェーズには、効果を最大化できる最適な手法があり、下記のように分類されます。
- ■集客:サイトなどの集客数を上げる施策
- SEO、リスティング広告、SNS広告、アフィリエイト広告、Webメディア広告など
- ■接客:サイトで快適に過ごしてもらい成約につなげる施策
- LP(ランディングページ)や入力フォームの最適化、チャット・LINEなどによる顧客フォロー
- ■再来訪:再来訪を促しつつ、優良顧客・ファンに育成する施策
- リターゲティング広告、メールマーケティング
- ■効果測定:実施効果を測定し改善につなげる⇒効果的なPDCA
- アクセス解析、ユーザーテスト、ヒートマップ など
今回は、それぞれの「集客」「接客」「再来訪」フェーズの手法について、簡単に説明します。
「集客」フェーズの手法
見込み客・新規客を大量に集め、自社商品やサービスをまずは知ってもらう、触れてもらうためのWebによる「集客」施策には、下記のような手法があります。
- SEO(検索エンジン最適化)
- GoogleやYahoo!などの検索結果で、自社サイトやLPを上位に表示させるための対策が、「SEO」です。低コストで実施でき、高い効果を期待できるのが特徴です。
- リスティング広告
- 「リスティング」広告は、検索連動型広告ともよばれ、ユーザーが検索したキーワードや、閲覧しているWebページに連動して広告を表示させる施策です。
- アフィリエイト広告
- 他社や個人のWebサイトやブログ、メルマガなどに自社商品・サービスのリンクを掲載して、そのリンク経由でユーザーが来訪した場合、その成果に応じて報酬を支払うのが「アフェリエイト広告」です。
- SNS広告
- FacebookやInstagram、Twitter、YouTube、LINE、Tik Tokなどに広告を出稿するのが「SNS広告」です。ターゲットをセグメントしやすい特徴があります。
- ウェビナー
- 最近増えてきている「ウェビナー」は、オンラインセミナーのことで、オフラインイベントよりも参加しやすいため、精度の高い顧客との接点を持つことが可能です。
「接客」フェーズの手法
続いて、集めたお客様をもてなし、成約や会員登録などのアクションへとつなげる、「接客」の手法をご紹介します。
- 直帰率の改善(LPO・EFO最適化)
- LPO(Landing Page Optimization)とは、ランディングページ最適化の略で、EFO(Entry Form Optimization)は、入力フォームの最適化のことです。
LPOは、リスティング広告などでLPに訪れた見込み客を直帰させないために、ユーザーニーズに合ったコンテンツの改善で、アクションへとつなげる対策のことです。
一方のEFOは、入力フォームやカートでの面倒な入力を簡素化し、ストレスを感じさせずに、商品購入や会員登録、資料請求までを完結させる施策です。
- CVRの改善
- CVR(コンバージョン率)とは、購買や会員登録など、目標とする行動=コンバージョンの達成率のことです。CVRを改善するには、訪問した顧客の直帰率や回遊率など、サイトでの行動を検証しながら、コンバージョン数を増やす対策を行います。
- Web接客ツールの利用
- チャット形式やポップアップ形式の「困ったことがあったら私にお尋ねください。」などのコンシェル表示や、サイト閲覧中に現れる「リピーター優待クーポン」などは、Web接客ツールを使って表示させることができます。ユーザーの属性や購買履歴、サイト閲覧履歴などによって、AIが瞬時に表示内容を判断して顧客をフォローします。
「再来訪」フェーズの手法
サイトを離れても、また訪れてもらい、ファンに育てていくための「再来訪」施策は、以下となります。
- リターゲティング広告
- 自社サイトの訪問履歴があるユーザーに対して、再度広告発信を行うのが「リターゲティング広告」です。再度訴求することで、認知度や理解度を向上させます。
- メールマーケティング
- 自社が保有している顧客のメールアドレスに対して、メルマガやステップメールを配信する施策が「メールマーケティング」です。商材やユーザー属性により、適切な配信回数、配信時期、配信内容などを設定する必要があります。
まとめ
Webマーケティングは、そのフェーズによって、様々な手法があり、それぞれメリット・デメリットがあります。また、低コストで効果を得られるものもあれば、ある程度お金をかけなければ、高い効果を実感できないものもあります。
自社商材の、最適なWebマーケティング計画を構築するには、これらの手法の特徴を理解した上で、ターゲットの属性や予算に合わせたプランづくりが重要です。そのためには、Webマーケティングの知識やノウハウが無いと、なかなか効率よく進めることができません。
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次回からは、Webマーケティングの手法について、集客・接客・再来訪のフェーズ別に、さらに詳しく解説していきます。
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