未経験者必見!Webマーケティングとは?
インターネットの普及により、ネットショッピングが気軽になったことや、TV-CMなどのマスメディアよりも、検索エンジンやWeb広告、SNSで情報収集をする機会が多くなった現代では、「Webマーケティング」が非常に重要視されています。
とはいえ、Webマーケティングはよくわからないという経営者も多く、こうした悩みに応えるべく、NANACO JAPAN TIMESでは、「Webマーケティング」についての基礎知識を、数回にわたってお伝えしていきます。
初回は、「Webマーケティング」の意味や目的をご紹介します。
Webマーケティングとは?
「Webマーケティング」は、Webを中心に使ったマーケティングのことですが、そもそもマーケティングとは何でしょう。
マネジメントの発明者とも知られるピーター・F・ドラッカーは、「マーケティングの理想は、販売を不要にする」としています。つまり、売ろうとしなくても、消費者の方から買いたくなるような「売れる仕組みをつくること」がマーケティングと言えます。売れるようにするためには、消費者ニーズを調査して⇒それに合った商品を開発し⇒販売戦略を構築⇒広告宣伝で発信⇒効果検証が必要で、この一連の企業活動がマーケティングなのです。
「Webマーケティング」とは、このマーケティング活動の中の、Webを利用した施策のことで、オンラインショップやSNSの活用などがこれに含まれます。
Webマーケティングの目的と手法
Webマーケティングが企業のマーケティング活動のひとつである限り、その目標はマーケティング活動と同様に、消費者の購入行動を促し、売上を向上することが最終目標となります。
売上向上を図るためのWebマーケティングの手法には、下記の4つの種類があります。
- ■集客:サイトなどの集客数を上げる施策
- SEO、リスティング広告、SNS広告、アフィリエイト広告、Webメディア広告など
- ■接客:サイトで快適に過ごしてもらい成約につなげる施策
- LP(ランディングページ)や入力フォームの最適化、チャット・LINEなどによる顧客フォロー
- ■再来訪:再来訪を促しつつ、優良顧客・ファンに育成する施策
- リターゲティング広告、メールマーケティング
- ■効果測定:実施効果を測定し改善につなげる⇒効果的なPDCA
- アクセス解析、ユーザーテスト、ヒートマップ など
集客⇒接客⇒再来訪・リピーター育成を円滑に循環させ、効果測定により改善を図り、PDCAを効果的に回していくことにより、売上が順調に伸びていくことになります。
効果を見える化できるのが最大の特徴
例えば、TV-CMや雑誌などの広告では、どのくらいの人の目に触れ、どれだけの人が興味を持ったかなどを把握するのはとても難しい課題です。
一方、Webマーケティングでは、アクセス数や表示回数、クリック回数、サイト滞留率、遷移率、ECサイトへの流入数、CVR(コンバージョン率)※1などが簡単にわかります。各指標を数値で「見える化」できるので、目標(KPI※2やKGI※3)に対する達成度も社内で共有でき、改善策を立てやすいのが最大の特徴と言えます。
※1 CVR(Conversion Rate):コンバージョン率:登録や購入、申し込みなど獲得目標の達成率
※2 KPI(Key Performance Indicator):重要業績評価指標:業務レベルにおける具体的な目標設定
※3 KGI(Key Goal Indicator):重要目標達成指標:企業全体の戦略的な目標設定
まとめ
Webマーケティングは、インターネットが普及した現代で、企業が競合に打ち勝ちながら売上向上を図るために、重要な施策のひとつです。その運用は、Webマーケティング単独で行うのではなく、企業のマーケティング全体の戦略のもとに行われるべきで、運用を外注するのであれば、Webだけではなく、マーケティング活動全般をになえる事業者に依頼するようにしましょう。
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次回は、【Webマーケティングとは?】の2回目「今さら聞けないWebマーケティングとデジタルマーケティングの違い」をお送りいたします。
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