「Webマーケティングの歴史」について

【Webマーケティングとは?vol.4】 週刊 NANACO JAPAN TIMES

マーケティング 経営者向け 週刊 NANACO JAPAN TIMES

WEBで集客しよう!費用対効の優れたWEBマーケティングとは?

Webマーケティングは、こうして注目されるようになった!

過去3回に渡り、Webマーケティングの概要やその重要性をお伝えしてきましたが、今回は、Webマーケティングがどのように進化してきたかという、「Webマーケティングの歴史」について説明します。

1994年に始まり90年代後半に本格化

Webマーケティングは、1994年に米国最大の電話会社AT&Tが、世界で初めてオンライン雑誌にバナー広告を出したのが始まりといわれています。日本でもこの年から、インターネットが商業サービスや学校などに拡がり、定額接続サービスなども始まりました。

この頃はまだ、GoogleやYahoo!のような検索エンジンはなく、90年代後半になってwebサイトの運営者が自ら登録する「ディレクトリ型検索エンジン」がうまれました。その後98年になって、Googleが、Web上にある該当サイトを自動的に探し出して結果を表示する「ロボット型検索エンジン」を発表します。この自動検索エンジンの開発によって、Webマーケティングの本格的なスタートとなります。

SNSが盛んになったのは2000年に入ってから

2000年になると、Googleが始めたロボット型検索エンジンを、Yahoo!も採用するようになって、本格的なSEOがスタートします。2002年に両者は、検索エンジンを使った「リスティング広告※1というサービスを始め、Webマーケティングの基礎が確立されていきます。

この頃から、楽天市場やアマゾンなどのネットショッピングも活性化し、2003年頃からは、個人がブログを開設して発信することがブームに。最初は芸能人や有名人の情報発信ツールだったブログやSNSが、次第に一般の、特定分野の精通者などにも拡がっていき、「バイラルマーケティング※2バズマーケティング※3という概念がうまれます。

また、このSNSの普及には、2007年に誕生したスマートフォンの先駆けである「iPhone」(日本では2008年7月に発売)も大きく影響しています。このiPhoneの世界的なヒットにより、2006年にサービスを開始したTwitterやFacebookのユーザーが爆発的に増え、人々のコミュニケーションや情報入手のあり方が大きく変わりました。また、これにより、Webマーケティングのチャネルが一気に拡大したことになります。

ちょうど日本でiPhoneが発売となった2008年は、アメリカでリーマンショックが起こり、オバマ大統領が当選した年。同じ年に橋本大阪府知事の誕生、翌09年には自民党から民主党に政権交代など、日本でも政情や経済が不安定な時期となって、企業のWebマーケティングも、より緻密な取組が目立つようになりました。積極的な拡散を促す「バイラルマーケティング」を超えて、宣伝と記載しないで芸能人や有名人に商品を紹介してもらう「ステルスマーケティング※4も横行し、非難を浴び始めたのもこの頃です。

また、2000年代当初からあった効果測定や対策手段のツールなどが、多く取り入れられるようになったのもこの頃から。LPO(ランディングページ最適化)※5EFO(エントリーフォーム最適化)※6のツールも次々と登場し、企業が真剣にWebマーケティングに取り組み始めた現れと言えるでしょう。

※1 リスティング広告:検索連動型広告ともよばれ、ユーザーが検索したワードに関連した広告を掲載する手法
※2 バイラルマーケティング:商品やサービスを利用したユーザーが、SNSやメールなどを利用して、友人や同僚などに拡がるように仕向けるプロモーション手法
※3 バズマーケティング:SNSやメールなどを利用して、人為的にクチコミを発生させて、商品やサービスの特徴や感想などを広めていくプロモーション手法
※4 ステルスマーケティング:宣伝であるとわからないように、インターネットツールで宣伝を行う手法。日本では、直接規制する法律はないものの、景品表示法や軽犯罪法に抵触すると違反となる
※5 LPO:ランディングページ最適化。申込みや売上増のために特化して作られるLP(ランディングページ)の、コンバージョン率を高めるための施策

現在の主流はコンテンツマーケティング

2010年に入ってからは、「コンテンツマーケティング」が主流となります。 この頃からすでに、SNSによる情報の氾濫が起き始め、消費者の「情報疲れ」「企業の広告離れ」が蔓延していきます。企業が伝えたい情報への信頼度が低下し、SNSで配信される個人の情報の方が信用されるようになって、インフルエンサーマーケティング※7なども流行します。
こうして、企業が伝えたいことではなく、潜在顧客が知りたい情報を発信するマーケティングが見直されるようになり、見込み客に対する適切な情報を提供する「コンテンツマーケティング」が台頭することになります。

また、Googleが検索アルゴリズムにより、コンテンツが充実したサイトを検索順位の上位に掲示するようにシステム変更をしたことも影響しています。2020年5月には、Googleは新たにコアアルゴリズムのアップデートを順次開始しており、今後も一層、コンテンツマーケティングが重視されることになるでしょう。

一方で、Webマーケティングの分析ツールも多様化しています。さらに、Webマーケティングを企業のマーケティング全体の中に組み込み、適切なCRM(顧客関係管理)※8を行う取組や、MA(マーケティングオートメーション)ツール※9による業務の効率化を図る企業も増えています。

Webマーケティングは、今や企業のマーケティングの根幹を成す活動であり、これをいかに効率よく効果的に行うかによって、企業の売上や将来性が大きく左右されます。自社の今後のWebマーケティングを充実させるのであれば、コンテンツマーケティングの見直しから始めてみましょう。

※6 EFO:エントリーフォーム最適化。申込みフォームの入力完遂率を高めるための施策
※7 インフルエンサーマーケティング:ある特定の分野で影響力のある人材やアイコンをインフルエンサーに設定し、商品やサービスを紹介してもらい、消費者の認知や購買に影響を与えるマーケティング手法
※8 CRM:顧客を中心に考えるビジネスプロセスや考え方
※9 MAツール:企業のあらゆるマーケティング活動を、ツールを利用することで効率化、適正化、自動化すること

まとめ

ここ数年は、コンテンツマーケティングが主流となる中で、もし自社に、それらをこなせるノウハウや人材などのリソースが不足している場合は、専門家に外注することも検討しましょう。
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